恋する遺伝子

ヒトはなぜ恋をするのか その秘密を明らかに

美人、イケメンを定義する。平均的な顔はなぜもてるのか?平均顔、個性的な顔とは?

      2018/03/21


美人とは何か?イケメンとは何か?魅力的に見えるその秘密を解説

 

美人とは何か?イケメンとは何か?

 
美人の定義とは?
イケメンの定義とは?
そう聞かれて答えられるだろうか。
 
 
美人と言われる人はどんな人なのか?
イケメンと言われる人はどんな人なのか?
 
そこには明確な決まりと、理由があるのだ。
 
 
ちなみに、「美人」でも「イケメン」でも同じことなのだが、両方書くのは面倒なので、この記事では「美人」という表現を使って話を進めることにする。
 
 

美人・イケメンの定義は平均的な顔である

 
美人とは何か?それは
 「平均的な顔である」
ということだ。
 
 
テレビなどでは、「20人ほどの顔の平均値をとると『美人』になる!」なんていうことをレポートしている番組を時々見かける。
だが、これは理論的には逆なのだ。
 
「平均値をとると美人になる」のではなく
「平均的な顔を『美人』と判断する仕組みをヒト持っている」ということなのだ。
 
 
02_平均顔は美人、イケメンでモテると言うがそれは違う。美人、美男子の定義がある!
 
画像は、下記のものを利用させていただいています。
https://9gag.com/gag/aRQjv6q/the-average-women-faces-in-different-countries
https://imgur.com/gallery/9GU4OVG
 
 

なぜ平均的な顔が美人なのか?

 

ヒトがヒトに恋をする仕組みが必要だった

 
なぜ平均的な顔が美人なのか?
 
理由はこうである。
 ヒトとして種を残すには
 ヒトはヒトに恋をして
 ヒトとの交配によって
 ヒトの子孫を残すこと
が求められるからだ。
 
 
こういわれると笑うかもしれない。
 ヒトがサルに恋をするなんてことあるワケないじゃん
 
私もそう思っていた。
 
 
しかし、「ヒトがヒトに恋を」する仕組みが必要だったのは、ヒトが 1種類ではなかったためだ。
 
 


 
 

ヒトの祖先は多様な類人猿・近縁種とともに生きていた

 
現存するヒト属は、我々「ホモ・サピエンス・サピエンス」しかいない。
しかし、「ネアンデルタール人、北京原人はヒトの祖先ではない?数多くのホモ属の種」で書いたように、ヒトの近縁種は多様に存在していたことが分かってきている。
 
現在、ヒトとの交配によって子孫を残すことができるのはヒトしかいない。
しかし、かつてはヒトとの交配によって子孫を残しうる近縁種は付く数存在したことが分かってきている。
 
ネアンデルタール人、北京原人はヒトの祖先ではない?数多くのホモ属の種_04
  「『サイエンスウィンドウ』2014年 春号(4-6月)」より
  http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw54/sp-006
 
 
そして、その中のいくつかの種の絶滅の原因が近縁種との交配によるもの、と推測される例が出てきている。
 
絶滅と聞くと、肉食動物などに食べられたリ、恐竜の絶滅の時のように外部環境が大きく変わることにより一つの種が死に絶えるような状況を想像するかもしれないが、それ以外の絶滅もありうるのだ。
 
つまりは、近縁種との異種交配によって雑種が生まれ、純血種がいなくなるという絶滅の仕方があり、そうやって滅んでいったと思われる近縁種があるのだ。
 
また、ヒトの中にも、現在は存在しない近縁種との交雑によって得られたと考えられる遺伝子が含まれていることも分かってきている。
ヒト属の我々「ホモ・サピエンス・サピエンス」も交雑によって絶滅、ないしは、全く違う種になっていた可能性もあるのだ。
 
 
つまり、「ヒトはヒトと恋を」とは「サルなどの動物と」と言うことではなく、「ホモ・サピエンスは(近縁種ではない)ホモ・サピエンスと恋を」と言うことなのだ。
 
 


 
 

ヒトという種を維持するためヒトに魅力を感じるようになっている

 
その他の多くの近縁種は自然環境に適応できずに絶滅した種もあっただろうが、近縁種との雑種交配によりその種が絶滅したものも多いとされる。
そういう雑種交配を避ける目的の一つとして、「ホモ・サピエンスは、よりホモ・サピエンスらしい顔をした異性に恋をする」と言う仕組みが有効だったと考えられるのだ。
 
 
つまり、「ホモ・サピエンス」である確率が高い個体は、その集団の中でより平均的な顔を持っているハズなので、それを「美人」として認識し、「美人」に惹かれるように進化してきたのだ。
 
 
「美人(イケメン)の顔が平均的な顔」なのではなく、「平均的な顔をしている異性」を魅力的に感じるようになっており、「平均的な顔をしている異性を美人(イケメン)」と認識しているのだ。
 
 

美人(イケメン)の定義の平均はあなたの中の平均だ

 
 なるほど。
 でも、個々人によって惹かれる顔が少しずつ違うじゃないか?
と思う方もあるだろう。
 
それも当然なのだ。
 
あなたが好む「平均的な顔」とは、「世の中の顔の平均」ではなく、「あなたが見てきた顔の平均」だからなのだ。
 
生まれ育った環境や生活してきた場所などによって出会う異性の顔は違う。だから、好みが人によって違うのだ。
 
一般的には、日本人なら日本人を、イングランド人ならイングランド人を、インド人ならインド人を好きになるのは、日本人は日本人が多く集まる社会の中で生活をしているし、イングランド人はイングランド人が多く集まる社会の中で生活をしているから、ということなのだ。
 
 
そして、年齢を重ねるごとにおおよそ自身の年齢に近い相手に恋をするのも、自身の成長と合わせて周りにいる方々も相応の相手になっているからだ。
よく見かけるメンバーの平均値も自身と同時に年齢を重ねているからなのだ。
 
 

平均は時代とともに変わっていく

 
なぜ、絶対的な平均ではなく、個々人で平均が違うような仕組みになっているのか、というと、変化に対応できる仕組みでないと、その種は滅びてしまうからだ。
 
最近の日本人は、食べるものが柔らかくなってきたため顔が小さくなってきている、と言われるが、食生活や気候の変化によって姿かたちは少しずつ変化する。
その変化に対応できる仕組みになっている必要があるワケだ。
 
実際、日本人も顔かたちは時代によって変わってきたし、「美人」の基準も変わってきた。
それはその時代時代で「平均」が変わってきたことの証でもある。
 
 

「個性的な顔」とはどういうことだろうか?

 
ちなみに、「個性的」と表現される男性、女性は、つまりは「現在における平均値」からやや離れたところにある、ということでもある。
 
整っている顔立ちであったとしても、いくつかのパーツが平均値からやや離れた状態にある、ということであるワケだが、それを誉め言葉とするのか、否定的な言葉とするのか、は受け取る側がどう感じるかであろう。
 
 
ちなみに、美人、美男子に興味を惹かれることは間違いないのだが、だからと言って、それが恋をするための必要十分条件ではない、ということもまた恋の仕組みの面白いところではある。
 
 

ヒトが美人に惹かれるのは目の進化があった

 
そもそも、なぜヒトが美人に惹かれ、恋をするきっかけとなるのか。
 
それは、美人を美人として見分けることができる「目」を持っているからなのだ。
 
ヒトの祖先であったその類人猿は、生存競争で生き残る上で「目」を進化させたのだ。
「目」が進化したことで、他の生物よりもより早くエサを見つけることができるようになり、生き残ることができたのだ。
 
そして、その「目」が進化したことで、見た目の良さが異性を引き付ける要素となりえたのだ。
 
目の進化については、現在執筆中のため乞うご期待!
 
 

外見によって交配相手を選んでいる種はたくさんある

 
外見によって交配相手を選ぶ種はたくさんある。
 
鳥類はその例が多い。
例えば、クジャクは羽がきれいなオスを選んでいると言われている。
 
また、サルの一種である「テングザル」でも「ハナが大きい」ほど持てるということが分かってきたという。
 
大きな鼻ほど強くてモテる、テングザルで判明
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/022000078/
 
見た目によって相手を判断するというのは、地球上の生物にとっては非常にポピュラーな手段なのだろうと思われる。

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